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教育についての個人的な意見をアウトプットしていきます。

「若いから~して」を減らしたい

こんにちは、旅人先生Xです。

みなさんは、「若いから~してね。」とか「若いんだからそれくらいやらなくちゃ」みたいな、年齢等を理由にした押しつけがましい言葉を言われたことはありませんか?

今回は、どの職場でも横行しがちな、「若いんだから~して」について、私が思うことを書いていきたいと思います。

若いんだから!じゃないんじゃい!!

むしろ、若いほうがお給料少ないことのが多いんだから、そういうことで人の仕事を増やさないでおくれ!!

…取り乱しました。

では、はじめます。

1 スタート

目次は、以下の通りです。

①「若いんだから」を押し付けることで起こる被害

日常で、若いんだからといって、雑務や肉体労働系の仕事をおしつけることでおこる被害は、後を絶たないなと感じています。

幸い、今の職場はそういったことはあまり多くはないですが、以前いた職場は、お茶を汲んだり、ごみ箱を掃除したりといったことがありました。

そうしたことって、本当にやるべきなのでしょうか。

私は、そうは思いません。

ただでさえ、経験の浅い職員は、日々の仕事で苦労しているはずです。

校務分掌の安請け合い

そうした人たちの仕事を更に増やすような真似は、すべきではないと思います。

経験の浅い人たちに、やってもらうべきことは、自分の仕事に集中して、専門的な知識やスキルを身に付けてもらうことではないでしょうか。

お茶くみより、もっと相応しい、やるべきことがあるはずです。

そちらに集中してもらうことの方が、生産的ではないでしょうか。

「若いんだから・・・」の弊害は、雑務を押し付けることで、本務に集中できる時間が減ることだと思います。

そうした時間を生まないためにも、一人ひとりが意識すべきだと思います。

②「若いんだから」を言う前に

一定以上、経験を積んだ方は、「若いんだから~してね」を言う前に、自分で行動を起こすべきです。

若手に、「疑問があるなら風習に立ち向かえ!」と言うのは、大分、酷なことです。

職場に良くないと思われる風習があるならば、先輩が、率先して削ることを提案すべきです。

それは、若手のためだけでなく、職場全体のためにもなります。

先の例で挙げたお茶くみやゴミ捨てであれば、そんなものは、自分でやればいい話です。

率先して、経験を積んだ人たちが、「こういうのは、自分でやりましょう」と声を挙げれば、悪しき風習は、減っていくはずです。

「若いんだから…」をいう前に、経験を積んだ人たちが、率先して動くようにしていくようにしましょう。

③「若いんだから」で押し付けられたらどうするか。

実際に、押し付けられたら、もしくは「若いんだから…」といった理由でやらされていることがあるとしたら、どうしたら良いのでしょうか。

疑問

2つ、対策?というかできることを書いておきます。

1つは、「信頼できる人に相談する」ということをオススメします。

職場に一定数の人がいれば、①で書いたような若手のエネルギーの消耗やそれに伴う損失について理解のある人がいると思います。

少し手間ですが、相談する際は、偏った考え方や行動を起こしてくれなさそうな人は避け、「信頼できる」「この人なら大丈夫」という人をしっかり選んで、意見を言いましょう。

これが一番大切です。

何を相談するかではなく、誰に相談するかの方がかなり大事だと私は思っています。

信頼できる人に話せば、何もしないより事態を好転させられる確率は上がります。

よく見極めて、相談をしてみてください。

もう1つのできることは、悪しき習慣に腹をくくって立ち向かうことです。

これは、メンタルが削られそうですが、話して伝わらなければ、行動あるのみになってしますので、強硬手段といったところです。

この作戦、上手くいけば自分で状況を変えることができます。

しかし、根も葉もないことを言われたり、ぐちぐちと悪く言われたりする可能性もあります。

この行動を起こす場合は、仲間を作って一緒にやっていくことを強く勧めます。

1人でもできなくはないですが、仲間がいれば心強いですし、大分メンタルを削られにくくなります。

仲間と励まし合いながら、悪しき習慣と戦ってみるのも一つのできることです。

決して無理はしすぎず、可能な範囲で行ってくださいね。

④背中で語れる人であるために

最後は、こうした悪しき風習のようなものを生まず、自分の行動で何かを伝えられる人になるためにどうしたらいいのかについて思うことを書いていきます。

自分が見たり、やったりして、良くないと思ったことが再度行われることがないようにするためにも、私自身よく考えたいと思います。

私が大切だと思うことを3つ書いておきます。

1つ目は、現状をしっかりと見つめて、必要な変化を起こしていくという意識と行動力をもつことです。

よくない習慣はないかどうか、意識しておくことで、かなりの割合で、そうしたことに気付くことができます。

気付いただけでは、意味がないので、その際は、変化を起こしていく行動を起こしていく必要があります。

2つ目は、「若いんだから…」と言われそうな人たちのセーフティーネットとなるような役目を果たせるようにしていくことです。

声を掛けたり、様子をみたりすることに、力を注ぐことで、何かあったときの相談を受けやすくなったり、実際に助けることがしやすくなったりします。

経験の浅いうちは、困ることが多いものです。

しっかりと自分の業務に取り組みつつ、フォローができるスキルを磨いていくことやそうした姿を見せることは、とても大切なことだと私は思います。

そういう連鎖が起きれば、自ずと職場は良い方向に向かっていくのではないでしょうか。

3つ目は、全体の生産性を挙げたり、働きやすい職場にするためには、どうしたら良いのか、考え、行動することです。

1つ目と通じるところはありますが、職場全体のことに思いをはせて、「よりよくするためにどうしていったらよいのだろうか」と考えることはとても大事だと私は思います。

職場の環境やそこで働いている人たちには、日々、少しずつ気付かないような変化があるものだと思っています。

そうした自然な変化がある以上、継続的に考えつづけることは大切なはずです。

継続的にが難しい場合は、定期的にでも現状を見直し、それに合わせて行動していくことをしたほうが良いと思います。

こうしたことをしていけば、少なくとも「若いんだから…」といって、若手に雑務をさせたり、肉体労働を強いたりするようなことは、防ぐことが可能だと思います。

みんなが気持ちよく働けるようにするためにも、生産性に目を向けていくことは大切なポイントになると感じています。

3つのことを書きましたが、こうしたことを意識して、継続的に実践できると背中で語れる人になっていけそうだなと私は思っています。

若手だから

以上、「若いから~しなくちゃ」ということに対して思うことでした。

自分も少し経験を積んできたからこそ、気を付けなければならないなと書いていて思いました。

悪しき風習を再生産しないためにも、自分ができることをやっていきたいと思います。

経験の積んだ方は、一緒に、「若いんだから…」が起きない職場を作っていけるように頑張りましょう。

これを読んでくださった、若手の方々、みなさんがよく分からない習慣に、エネルギーを削られることが減ること、なるなることを願っています。

味方はきっといると思います。

一人の場合は、ネット上を探せば、必ずいるはずです。

私もその一人です。

ぜひ、一緒に頑張っていきましょう。

今回もお読みいただきありがとうございました。