学校が素敵な場所になりますように

教育についての個人的な意見をアウトプットしていきます。

子どもの変容を見付ける

先日、子どもの様子をみていて、

「自分って子どもの様子をちゃんとみれていないな」

と改めて感じたので、今回記事にしてみようと思います。

私自身、子どもの様子については、人一倍気を付けてみているつもりでいました。

個人的に大切にしようと思って日々の業務にあたっているため、それなりに見えているだろうと思いこんでいたのかもしれません。

しかし、よくよく見てみると子どもたちは、一日の中で、実にたくさんの気づきをしたり行動をしたりしています。

冷静に考えたら、そのうちのほとんどを私たちはみることができていないのだなと思ったのです。

むしろ、私たちがみているのは、子どもたちのほんの一面でしかなく、そのことをおざなりに決めつけたり、何かの考えを押し付けたりすることは、とても危険なことのように感じました。

しかし、そういっていては、指導することや気持ちを伝えることに常に二の足を踏むことになってしまいそうです。

そこで、私は、「自分が見えていることは、良しも悪しも、その子の一部である」ということを意識して日々の指導にあたることが大切ではないかと考えました。

だからこそ、何か一つの事柄について話す時も、「子どもの気持ちや考え」を尊重しながら聞くというスタンスを忘れないようにしなくてはならないと思います。

全ての子の全ての行動、考えを知ることは到底できません。

しかし、「子どもの気持ちを知ろう」、「子どもの考えや思いを尊重しよう」と全ての子に対して思い、行動することは、私たちの心がけ1つで、できます。

私は、子どもをよくわかっている。

子どもは私を信頼してくれているから、何をどう指導しても大丈夫。

そういう慢心が子どもを尊重する気持ちを曇らせてしまう最たるものだと思います。

逆に、子どものほとんどの面を知らない、実はみることができていない。という気持ちをしっかりと持ち、その上で、子どもを見ていくことが大切であると思います。

子どものことをあまり知らないからもっと知りたいという気持ちを意識して、子どもたちと接していると、そうしていない時よりも、不思議と多くのことが目に入ってきます。

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前に紹介したカラーバス効果という影響が、まさに覿面にでます。

 

自分の意識を少し変えるだけで、子どもたちの行動がより多く、目に入るようになり、結果的に、子どもの変容を見取る機会が増えてきます。

変容を見とり、それを子どもに伝えると子どもたちは、

「自分のことをみてもらえてる」

と感じやすくなると思います。

自分のことを見てくれているという気持ちは子どものやる気や安心感を高める上でとても大切だと個人的には思っています。

そうしたこともあり、重ねてになりますが、あまりみれていないなという気持ち(子どもをよくみているぞという慢心を捨てた状態)をあえて大切にして、子どもをみる目を意識することで、子どもたちのことをより笑顔にするという方法はとても有効だと感じています。

皆さんも子どもの変容を見とれているか、ぜひ、振り返ってみてください。

そして、普段どういった意識で子どもたちをみているか考えてみてください。

その折に、自分は大丈夫かな?、見れているかな?と自分なりに考えて、何かを意識するようにしてみてください。

きっと、それまで以上に、子どもたちの変容を見とれるようになると思います。

振り返りの際に、この記事の内容が少しでもお役にたてば嬉しいです。

今回もお読みいただきありがとうございました。