【本格的に始まる前にしっておきたい】教科書の活用について
学校で、授業を考える時、よく教科書を使うと思います。
ここでよく言われる最初にやりがちなことについて、改めて書いておこうと思います。
私も先輩に教わったのですが、
まずは、教科書を教えるのではなく、教科書で教えるということです。
これをちょっと言い換えるならば、
教科書の内容を頑張って教えようとするのではなく、教科書を用いて、内容を教え、目的を達成できるようにしよう
ということではないかと思います。
最初の頃は、教師用の教科書や指導書をそのまま教えることに躍起になりがちです。
教科書の内容を使うことは、悪いことではありません。
しかし、何を教えるかを考えずに、どう教えるかばかり考えてしまったり、なぜ学ぶのかといったりしたことがおろそかになってしまったとしたら、それはあまり良いことではないと私は思います。
特にこれは一生懸命に「やろうやろう」と意気込んでいる人に限ってそうなりがちではないかなと思います。
一呼吸おいて、気持ちにゆとりをもって授業の準備や実践をするようにしていくようにするといつの間にか教科書を教えることに躍起になっているなんてことを防げるのではないでしょうか。
そして、授業では、忙しい中だとは思いますが、簡単にでも、
何を伝えるか。なぜ伝えるのか。どう伝えるのか。
についての3点については、確認できると良いのではないかと思います。
授業の準備の仕方の細かいことに関しては、別の記事を参照していただければと思います。
【休校中の教材研究】授業のめあてから考える板書計画 - 学校が素敵な場所になりますように
ここからは心持ち的な話になりますが、
授業も準備も上手にできるに越したことはありませんが、上手にできることだけが、大切なことではないと思います。
自分の出来る範囲で、自分なりにやっていくところから始めることが何より大切だと私は思います。
上手にできている人と比べてやる気をなくしたり、落ち込んだりするより、できることを一歩ずつやっていった方が、自分にとっても子どもたちにとっても良いと私は考えています。
最後に…
人と比べることに固執するのではなく、過去の自分と比べてどうなのかということに意識をおきながら、授業の工夫や振り返りを行っていくことが大切だと思いながら、私は日々、取り組んでいます。
今日書いたことが、少しでも誰かの役に立てば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました。