【クラスを明るくする】笑顔の郵便屋さん
今回は、悪口の郵便屋さんの反対の話をしようと思います。
笑顔の郵便屋さんは、人が嬉しくなることを伝えてあげる活動のことです。
悪口の反対は、賞賛なのですが、賞賛の郵便屋さんだと相手を褒めたたえたり、褒めちぎったりといった印象になってしまいそうだなと思いました。
褒めたたえるというよりは、相手を笑顔にしたり、ほっこりさせたりすることが目的なので、笑顔の郵便屋さんという表現にしました。
笑顔の郵便屋さんでは、どういったことをするのか。
これはとてもシンプルです。
相手が喜びそうなことをまた聞きできるように話をしてあげるだけです。
具体的には、
「~が(良いこと)って話していたよ」 「~くん~していたみたいね。私も頑張ってみようかな」
といったような声かけを友達にすることになります。
これが言われるととても嬉しいようです。
誰かに自分に向かって良いことの話をされることも嬉しいですが、それよりも誰かと誰かに自分の良いことについて話されるほうがより嬉しいのではないかと思います。
この笑顔の郵便屋さんは、上記のポイントをおさえた行動になるのではないでしょうか。
この笑顔の郵便屋さんがクラスの中で当たり前のスキルとして子どもたちに定着してくるとクラスの雰囲気もとても良いものになります。
噂好きの子がする噂も人によっては不愉快なものから、誰かが喜ぶような噂に徐々に変わっていきます。
この活動を始めると、はやしたてるような言動をしたり、やたらとほめちぎって相手に逆にプレッシャーをかけるような行為はNGです。
ですから、加減が大切になってきますが、そこは、クラスや子どもの実態に応じて、先生が情報をある程度集めながら、都度話合いを設けて、子どもたちとの合意のもと調整していくのが良いと思います。
こうしたスキルは小学校のクラスのみならず、子どもたちのこれからの生活にも多いに役立つのではないかと私は思っています。
学校は、対面のコミュニケーションが大きな特徴の一つです。
その対面コミュニケーションで、これからに繋がるスキルを身に付けさせることができたら、学校での指導がより子どもたちにとって、より有益なものになると思います。
みなさんもぜひ、試してみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。