【授業の基本】何を教えるかとどう教えるか
みなさんは、授業を考える時に、何を教えるかどう教えるかについて意識していますか。
普段、仕事をしていて、どうもこの2つについてあまり意識していない人もいるのではないか近頃思いました。
この2つは、授業を考える上で、とても大切なことだと私は思うので、記事にしていきたいと思います。
①何を教えるかについて
その授業で、子どもに何を教えるのかについてまずは、考える必要があると思います。ここがあいまいだと、授業で子どもが学ぶこともあいまいになりがちです。
なぜなら、教師が学ばせたいことが明確ではないからです。
何を教えるのかが明確でないと、話合いの方向性がずれてしまったり、本題ではないところに無意識に時間を使いすぎてしまったりします。
ですので、授業を準備する際は、まず、「この授業で何を伝えるのか」ということをはっきりさせるのが大切だと思います。
いわゆる、教材論的なものになると思います。
その教材の特性やその教材で扱うべきものを改めて見直す所から、授業の準備を始めると、より良い授業が考えられると思います。
そのことを意識しているとちょっとしたやりとりで、とても効果を発揮しますし、伝えたいことが明確だからこそ、子どもの意見によりそう時間的、精神的なゆとりが生まれてくると思います。
ぜひ、一度、基本に立ち返って考えてみて下さい。
②どう教えるかについて
①で何を教えるかを明確にしたら、次は、そのことをどう教えるかについて考えていきます。
教え方は、色々なアプローチの仕方があります。
ここは、腕の見せ所というか工夫のしどころが非常にあるところです。
ですので、自分でじっくり考えてもよし、同僚に相談するもよしで、準備をしていて、とても楽しい所になります。
目の前の子どもたちのことを一番わかっているのは、担任の先生です。
(他の人たちとは、一緒に過ごしている時間が全然違いますので。)
そのため、目の前の子どもたちに一番合うのは、どういったアプローチの仕方だろうかと思いを馳せながら、授業の準備をしていきます。
山ほどある指導の仕方ですが、決め手はそこになるのではないでしょうか。
先生の好みで決めるという方法もありますが、やはりここは、子どもの姿を想像して、そこを判断の拠り所とするのが私は良いと思います。
そうして、目の前の子どもたちに合うであろうことを試し、試行錯誤しながらよりよい教え方を模索し続けることがとても大切なことではないでしょうか。
日によって、「今日は、がっつり理解を深める時間をとろう」とか、「子どもたちが主体的に学ぶアプローチをたくさん取り入れてみよう」等、変化を付けると更にたのしく子どもたちは学びことができると思います。
いわゆる指導論というものになるかと思いますが、こちらについてもぜひ、改めて考えてみてください。
以上、何を教えるかとどう教えるかについてでした。
今回は、授業を考える際に、どう教えるかと何を教えるかについて混同しないようにしなければいけないなと改めて思い、記事にしました。
仕事に慣れてきた人ほど、経験則や前年したことに固執しすぎて、このことがおろそかになることがあります。(私自身もそうです)
時折、時間を作って、こうしたことを改めて振り返りながら、同僚とチームで授業をよりよくしていくという視点をもって仕事をしていくとより充実していくと思います。
皆さんもぜひ、改めて実践を振り返ってみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。