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教育についての個人的な意見をアウトプットしていきます。

宿題をなぜやらせるのか?②

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前回に続くパート②です。

パート①を読んでいない方はこちらを読まれる前にぜひ。

 

前も同様のことを書きましたが、学校では、もはや定番といっていいほど定着している宿題ですが、

宿題を出すならはっきりとしたねらい、意図をもってやるのがよい

と私は思います。

結構なんとなく課題を出したり、課題を一生懸命考えるけど、それをなぜ出すのかはあまり考えていなかったりするかなという人はこれを機に、改めて振り返って、考えを明確にしていただければと思います。

②では、「学習内容を定着させるため?」について個人的な意見を書いていきます。

学習内容を定着させるために宿題を出すというのは、かなり納得のいく理由の一つではないかと思います。

また、学校の授業だけで、知識や理解を定着させることはやはりなかなか難しいため、反復練習の必要なものに関しては、宿題で何度か練習をしてもらい、より定着を図れるようにするというのは、良い考えだというように感じます。

ですが、ここで一つ疑問がわいてきます。

それは、本来、知識などの定着も含めて、学校の授業の時間に組み込んでやるべきではないのかということです。

宿題ありきで考えるのではなく、学校の授業でもしっかりと反復練習の時間を設けて、定着をはかれるようにしていくことが授業を計画、運営していく上で大切なのではないかという考えです。

あくまで、宿題は、定着のための補助的な役割であり、定着を図るのも含めて学校の授業の計画を立てていく必要があるのではないかと私は思います。

改めて書きますが、宿題を定着に使う前提ではなく、宿題は定着のための補助(おまけ)てきな役割として扱うのがよいのではないかと思っています。

また、定着の補助の面に合わせて、子どもの「もっとできるようにしたい、もっと詳しくなりたい」という気持ちのためのいわばステップアップの時間として宿題を活用できればいいなと思っています。

まとめ

①では、宿題で学習習慣を定着させること
②では、宿題で学習内容を定着させること
について書いてきました。

①の記事では、学習習慣を作るには、宿題に合わせて、意欲を引き出す工夫や声掛けを宿題に合わせて行い、宿題をする習慣から、自ら学習をする習慣にしてくためのアプローチが大切であると思うと書きました。

②の記事では、内容の定着に関しては、基本的には授業で行うようにして、宿題はあくまで補助的な役割を果たす、もしくはステップアップのという認識が大切なのではないか思うと書きました。

最後に個人的に宿題をどう扱うかのが良いかについて個人的な考えを書いておきます。

私は、宿題は、はっきりとしたねらいをもってやらせるようにするのがよいと思います。

そして、宿題のチェックをするだけではなく、宿題を通してなにを身に付けさせたいのかについてのアプローチを忘れずに行っていくべきだと思います。

個人的には、自分から興味のあることに普段から継続的に取り組む力や興味のある内容を深めていく力を身に付けさせるために、宿題を活用したいと思っています。

そして、学校で学ぶことが終わった後も、宿題を通して身に付けたことや実践していたことが子どもたちのこれからに役立つようにしていきたいと思っています。

あくまで、今現在の私の個人的な意見です。
みなさんが宿題について改めて振り返る一助になればと思い、記事にしました。

今回もお読みいただきありがとうございました。