スタートの時期にやるべき同僚との共通理解
先日、4月のはじめに同僚とすべきことで共通理解を図るのが大切だと書きました。
今回は、同僚との共通理解を図るために何をすればいいか書いていきたいと思います。
学年主任、一般の担任、専科の担当等々、立場は色々あると思うので全ては生かせないかもしれませんが、視点は役に立つと思うので、お読みいただければ幸いです。
私は学年主任をしていますので、その立場で書いていきます。
共通理解を図るために大切だと思うのは以下の3点についての話合いです。
①学年の経営について
②学年の教員同士の相談について
③学年会について
割と細かく考えましたが、「周りと合わせなきゃいけない」というストレスをなるべく抑えて、それぞれの創意工夫を生かしていけるようにしたいと私は思って、考えました。
単学級ならまだしも、それぞれの好き勝手な取組は、後々周りの学級に良い影響を及ぼすとは限りません。そうならないための最初の合意です。
最重要ポイントは互いの合意と行動に移すための具体的なプランです。
以下に詳しく書いていきます。
①学年の経営について
・同僚が互いに働きやすい職場にすること
(負担の偏り等がでないように配慮し合う)
・子どもを大切にすること
(学年が低い程、自我が弱いことを忘れない。愛情を注ぐ)
・保護者と連携すること
(保護者は一番心強い協力者となりえる可能性が高い)
上記の点などについて相談して、行動に移せる具体的な像にしていきます。
それを守りながら創意工夫をしていけるようにしていきます。
合意した事について変更が必要な場合は、都度相談して再度、合意のもと調整するものとするように確認をします。
②学年の教員同士の相談について
学校でのコミュニケーションをとり、相手が困っていそうなことを聞いたり、逆に不明なことがあったらどんどん質問したりすることを意識するように伝えます。
アドバイスというより、相談にのることを大切にしていきます。
(批判的なことではなく、建設的な意見のやりとりをすることは前提条件)
ちなみに、オフ(退勤後等)の時の連絡を私は受け付けていますが、返信できるときはするくらいのスタンスで共通理解を図っています。負担にならないようにメンバーに合わせて要配慮。
③学年会について
・情報共有について
学習の進み具合や児童の情報の共有を密にして、学年のメンバー全員で子
どもを育てるという視点で取り組むようにしようと話します。
・生徒指導について
こちらも学年のメンバー全員で子どもを育てるという視点のもと、対象の人たちの気持ちに十分配慮しながら、できる一番誠実な対応は何かを考えていけるように確認をします。
・学習について
学習の進度、宿題の量等、連携の取れていない判断によって、悪影響がでることを防ぎます。提出物の処理等についても共通理解のもと行っていきます。
以上です。
まとめ
共通理解を図るために最重要だと私が考えているのは
相談の上の互いの合意
そして、行動に移す具体的なプラン
の2点です。
以下のことについて合意を図る。
①学年の経営について
②学年の教員同士の相談について
③学年会について
合意のもとの行動ですから、過剰に「大丈夫かな」と心配したり、「あの人好き勝手なことして、自分のところはいいだろうけど、こちらは迷惑だな」と思われたりすることがほとんどなくなります。
これらのことは、事務処理等の多忙さに追われて、意外とおろそかになっているように思います。
スタートの時期だからこそやるべき、大切なことではないでしょうか。