学校が素敵な場所になりますように

教育についての個人的な意見をアウトプットしていきます。

子どもたちへのリスペクトを忘れないようにする

みなさんは、普段子どもたちへリスペクトをもって仕事をしているでしょうか。

尊敬

私たちは、仕事をしていて、このことをついついおざなりにしてしまいがちな気がしています。

教師がどうしたいかばかりが先行してしまい、子どもがどうしたいかを尊重できていない場面が学校ででてきてしまっているように感じます。

もっと子どもの柔らかい発想や気持ちを取り入れながら日々の教育に向き合っていかないければならないなと思っています。

自分も含めて学校の先生は、もう頭が固くなってしまっていると思います。

ですから、もっと子どもたちの柔らかい頭を生かそうという気持ちを私たち教師がもって日々の仕事に取り組んでいく必要があると思います。

これからを生きていく子どもたちが、自分達のアイディアやパッションを生かして日々の学校生活を過ごすことができたら、学校がもっと素敵な場所になっていくのではないでしょうか。

多くの人が子どもを尊重しようという気持ちを持ちながらもなかなかそううまくできないのは、日々のやらなければいけないことやこうあるべき像が大きく影響しているような気がします。

そうしたことから、時間的、精神的なゆとりが私たち教師から失われていることが一番の課題なように感じています。

例えば、子どもの自由に活動させてあげたいけれど、やらなければいけない授業や教えるべきこと、もしくは、慣例的な学校の行事があるといったことがあります。

時間的なゆとりに関しては、このアフターコロナの時期を上手く使って、学校での活動をもう一度、それぞれ見直すともっと子どもにリスペクトをもった指導がしやすくなるのではないかと私は思います。

精神的なゆとりに関しては、おそらく割とすぐに生み出すことが可能です。

それは、なんでもかんでも、教師一人でやらないようにしたり、すぐに成果を求めすぎたりしないということです。

責任感が欠如してしまっては問題ですが、それぞれが抱える心配事等を学年や学校単位でもっとシェアしたり、少し長い目で物事をとらえたりするようになると随分変わるのではないかと私は思います。

私自身、特に後者のすぐに成果を求めるということに関しては、随分精神的に縛られていたなと思っています。

そんなすぐに成果がでるようなら、この日本の先生たち、ひいては世界の先生たちは、あまり困っていないはずです。

私自身しっかりと計画を立て、手だてをうち、見守るというステップを理解して、気長に見守っていこうという気持ちで指導にあたることで、精神的なゆとりを随分もつことができてきました。

話はもどりますが、子どもへのリスペクトをもって仕事をしていくためには、時間的なゆとりと精神的なゆとりが私はとても大切だと思います。

誤解がないように書いておきたいですが、子どもの発想や気持ちを大切にすることだけが子どもに対するリスペクトではないと思います。

子どもたち一人ひとりに対して、権利や考えをもつ同じ一人の人間として、向き合っていくことが一番の前提となる子どもへのリスペクトだと私は思います。

ですから、立場としての教師の役割を果たすことに加えて、教師も一人の人間として、子どもたちと向き合うということを大切にすることが日々の教育活動でとても大切になってくると思います。

一人の人間として、子どもに向き合っていくために、私たちは、背中を見せられるような学びや成長をずっとしていく必要があるのだなと改めて思います。

そういった意味でも、時間的なゆとりや精神的なゆとりは極めて重要になってくるはずです。

ぜひ、みなさんも子どもたちへのリスペクトについてもう一度、振り返ってみてください。

時間的なゆとりや精神的なゆとりについても振り返る良い機会になると思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。